芹沢銈介は、日本の染色工芸家。
1895年(明治28年)静岡県に生まれ、1984年没。
1924年この頃より、ろうけつ染を手がける。
1928年沖縄の紅型(びんがた)の風呂敷(うちくい)を見て、強い衝撃をうける。
このことが染色の仕事を本格的に志す直接のきっかけとなり、以後最晩年まで紅型への尊敬の念は変わらなかった。(芹沢銈介と沖縄 出典)
なるほど作品のモチーフには、草花もさることながら沖縄の人々や陶工、染師などが多い。
目線の先が温かい。



私が初めて芹沢銈介さんの作品を見たのは30年ほど前だったろうか。
まだ私が学生だった頃、民芸館で芹沢作品を初めて見ました。
この時「あっ、私この人の作品すごくすごく好きだわ」と心で感じました。
頭ではなく心に響いた。
作品の色味はなんだか懐かしく色肌はざらっとしていて、タイムスリップした不思議な感じ。
この時に購入した型染カレンダーは、今でも大切に持っています。


芹沢銈介の言葉で好きな言葉があります。
琉球の紅型の技法のくだりで
「風呂敷を染める筒引という技法がある。これは別に型紙をつかわず、ただ染工が腹におぼえた模様を、自然にだしてくるのであるが、それでいてその図柄はきちんと一定している。」(芹沢銈介と沖縄 出典)
この 「腹におぼえた」 という言葉が好きです。
物作りしている人は、うなづいてしまう、この言葉。
良い物を日本に残してくれて、感謝の人です。
